主な催しは一般社団法人 座敷舞桐崎会にて開催いたしております。
よろしければ、一般社団法人 座敷舞桐崎会のホームページもご覧ください。
https://kirizaki.jp

舞初め、弾き初めを執り行いました。

2024年お正月は舞初めと三絃部の弾き初めを行いました。

舞初めは鶴女の舞い地で鶴丸が「松づくし」を舞いました。
また、三絃部弾き初めは9名が地唄三絃を披露。
最後は小原直先生の舞い地で鶴女が「鶴の声」を舞わせて頂き、とても豪華な舞初め、弾き初めとなりました。
その後の新年会がおおいに盛り上がったことは言うまでもありません。




名取式を執り行いました。

2023年12月、新名取の名取式を執り行いました。

新名取は鈴女(すずじょ)と申します。
これからも共に精進してまいりたいと存じますので、何卒宜しくお願い申し上げます。


桐の葉会 にて 水墨画体験をしました。

小さな和室にて「和」を楽しむ、ささやかなお遊びの会「桐の葉会」。
今回も日本画家の木村浩之先生をお迎えして水墨画を体験しました。
来年の干支である「龍」を描きました。年賀状にも生かせそうです。
2023年12月 八雲稽古場1階にて


桐の葉会 にて「野の花をいける会(夏)」を開催しました。

小さな和室にて「和」を楽しむ、ささやかなお遊びの会「桐の葉会」。
今回は野に咲く花をいける会です。園芸用に品種改良されたお花ではなく、日本の在来種ーつまり山や野のどこにでも咲いている草木を「なげいれ」という最も古い手法でいける会です。

講師の言葉の「葉を上にしてお日様の恵みをうけていた時のようにいけるのです」「お花がこうしたい、と思うように置くと落ち着きます」という言葉が印象でした。参加者の方の中には「風を感じるようにいける、というのが新鮮だった」など、それぞれの方が心に刻まれた言葉を花材とともにお持ち帰りになられました。

2023年8月 八雲稽古場1Fにて



桐崎 舞の会 桐の花会 in 京都を開催しました。

京都の古い町家のお座敷にて舞の会およびワークショップを催しました。 
京都在住のお客様や東京からのお客様など多数の方にお出まし頂き賑々しく開催できました。

本場京都の天井の低いお座敷の陰影のなかで、舞がいかに引き立つかを実感することができました。

ワークショップでは、「お仕舞より大変」「すごく楽しい」と目を輝かせてくださる方もいらっしゃり、笑顔が絶えない一時間半でした。
五月とはいえ、京都は暑うございました。お越しくださいました皆様、本当に有難うございました。


「蓬莱」 舞    : 桐崎珠鶴
     唄と三絃 : 久保浩助

ワークショップ 桐崎鶴女


日 時  : 2023年 5月21日(土) ちおん舎(京都市中京区)




ビデオなど詳細は一般社団法人座敷舞桐崎会のHPをご覧ください。
https://kirizaki.jp

名取式を執り行いました。

2023年4月、新名取の名取式を執り行いました。

新名取は雪鶴(ゆきつる)と申します。
これからも共に精進してまいりたいと存じますので、何卒宜しくお願い申し上げます。




「第8桐崎座敷舞の会 桐の実会」を催しました。

ご一緒にお稽古をつんでいらっしゃる方々が、その成果を披露するための会ですが、
新名取は裾を引いた姿で、他の門下生も一人一人がそれぞれの舞を披露致しました。 
今回は当会で初披露の曲が六番あり、様々な曲をお楽しみ頂きました。

2023年3月21日(火・祝) 代々木能舞台(敷舞台)にて 写真撮影:松本和幸氏

舞初めを致しました。

2023年正月の舞初め(まいぞめ)は、玄鶴さんによる「寿」でした。

コロナにより開催を見送ってきましたが、漸く開催できるようになりました。
ハレとケが曖昧になりがちな昨今ではありますが、お正月の催しはケジメとして大切にしていきたいと考えています。
舞初めのあとは、投扇興や新年会でお正月気分を満喫致しました。




名取式を執り行いました。

2022年12月、新名取二名の名取式を執り行いました。

新名取は紗也女(さやじょ)と陽鶴(ひづる)と申します。
これからも共に精進してまいりたいと存じますので、何卒宜しくお願い申し上げます。




「桐崎 舞の会」を開催しました。

暑いなか満席になるほどのお客様にお越し頂きまして舞の会を催すことができました。 
劇場でリサイタルを催した後いろいろと思うところがあり、江戸時代や明治大正昭和の
地唄舞の姿に少しでも近づきたいと考え、お座敷で開催させて頂きました。

お座敷という狭い空間だからこその呼吸、衣擦れの音、視線、そういう濃密な空間で受け継がれてきた地唄舞の感触をお楽しみ頂けるように、柔らかな外光が入る部屋でより自然な形を追い求めてみました。

舞の合間も座敷のサロン的な雰囲気を味わって頂けるように試みたのですが、いかがでしたでしょうか。
それにしても暑うございました。お越しくださいました皆様、本当に有難うございました。


「すり鉢」 桐崎珠鶴
「茶音頭」 桐崎瑚女
「水鏡」  桐崎鶴女

唄と三絃 : 藤井泰和

髪結 : 金田恵理子
鬘  : 重盛真広
題字 : 大越三宗

日 時  : 2022年 7月23日(土) 代々木能舞台(敷舞台)にて





【藤井泰和(ふじいひろかず)先生 プロフィール】
銀明会会長
祖母阿部桂子、母藤井久仁江(人間国宝)より箏、三絃の手ほどきを受ける。
東京藝術大学大学院修了。
国内のみならず、国際交流基金、文化庁の派遣など世界各国各地にて出演。
フラメンコ小松原庸子氏マドリード公演、坂東玉三郎特別公演など共演多数。
文化庁芸術祭新人賞、文化庁芸術祭優秀賞、芸術選奨・文部科学大臣賞受賞。
紫綬褒章受賞。
その他TVやFM放送、CD録音、舞踊地方等で高い評価を受けるほか各地の稽古場で後進の指導に当たっている。

  
photo : 重盛真広




「すり鉢」 珠鶴
すりこぎとすり鉢に託して
男女の仲を描いた洒落た曲です。


お話の時間 その1


「茶音頭」 瑚女
茶道のお点前に関わる言葉を散りばめた
初々しい恋の曲です。


お話の時間 その2
 
(抜粋) youtubeに移動します。


「水鏡」 鶴女
近江八景をよみこみながら
愛しい人への思いを描いた曲です。

youtubeに移動します。

映像撮影 : 香月正夫(セミコ)

桐の葉会 にて「相撲に学ぶ体遣いの会」を開催しました。

小さな和室にて「和」を楽しむ、ささやかなお遊びの会「桐の葉会」。
NHK大相撲中継(BS)にて解説もされた木村浩之先生をお迎えして相撲の体遣いを体験しました。
体の芯を通す感覚はもちろんのこと、指を揃える意義や、足の親指を床につける意義などがよく理解できました。
日頃お稽古で浮指を指摘されていた方も「足の指の意識がいかに大切か実感できた」と仰っていました。舞に活かせそうですね。

2022年6月 八雲稽古場にて



名取式を執り行いました。

2022年5月、花の実会姉弟子立会いのもと、新名取一名の名取式を執り行いました。

師匠閑崎ひで女から引き継いだことを託せる方ができ、ひと安心致しております。
新名取は鶴丸(つるまる)と申します。
これからも共に精進してまいりたいと存じますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

「第7回 桐崎座敷舞の会」を催しました。

ご一緒にお稽古をつんでいらっしゃる方々が、その成果を披露するための会ですが、
新名取は裾を引いた姿で、他の門下生も一人一人がそれぞれの舞を披露致しました。 
今回は男舞も四番あり、バラエティ豊かな趣となりました。

2022年3月21日(日) 代々木能舞台(敷舞台)にて 写真撮影:松本和幸氏

桐の葉会 にて 水墨画体験をしました。

小さな和室にて「和」を楽しむ、ささやかなお遊びの会「桐の葉会」。
今回は日本画家の木村浩之先生をお迎えして水墨画を体験しました。
体全体を使って呼吸で線をひくのが舞と同じで感動しました。
2021年12月 八雲稽古場1階にて



名取式を執り行いました。

2021年11月、花の実会姉弟子立会いのもと、新名取一名の名取式を執り行いました。

師匠閑崎ひで女から引き継いだことを託せる方ができ、ひと安心致しております。
新名取は玄鶴(げんつる)と申します。
これからも共に精進してまいりたいと存じますので、何卒宜しくお願い申し上げます。




リトアニア共和国大使夫人とお嬢様に着物をお召し頂きました。

2021年8月、日本リトアニア友好協会のお手伝いで、大使夫人のラサ様とお嬢様に稽古場にて着付けをご体験頂きました。
暑い日でしたが、お二人の弾ける笑顔が印象的です。
友好協会の坂水事務局長と安藤理事とご一緒でしたので、とても和やかなひと時になりました。




「第6回 桐崎座敷舞の会」を催しました。

ご一緒にお稽古をつんでいらっしゃる方々が、その成果を披露するための会ですが、
新型コロナの感染対策を施しながら行わせて頂きました。
二人の新名取は裾を引いた姿で、他の門下生も一人一人がそれぞれの舞を披露致しました。

2021年3月21日(日) 代々木能舞台(敷舞台)にて 写真撮影:松本和幸氏

『美しいキモノ』2021年春号(2月20日発売)
インタビュー記事が掲載されました。

『「仕立て」再発見!』の特集ページ(P228~229)です。

着ていて楽で、動き易くて、どんなに舞っても着崩れない着方をご紹介しています。
もちろんそれは骨盤がポイント。
ポイントを抑えれば、どなたでもその方ならではの素敵さが匂い立つ着姿になります。

よろしければご覧ください。 もちろん、直接私にお尋ね下さればそっとお教え致します。

美しいキモノ |ハースト婦人画報社 (hearst.co.jp)


桐の葉会 にて 茶道を体験しました。

地唄舞に茶道のお点前が振付に取り入れられている「茶音頭」という曲があります。より振付を理解するための茶道体験が今回の「桐の葉会」です。
3名様限定で、割り稽古から始まってお客様のお稽古をしました。今後も不定期でお茶に親しんでいきたいと考えています。
2020年12月5日 八雲稽古場1階にて



名取式を執り行いました。

2020年11月、花の実会姉弟子立会いのもと、新名取二名の名取式を執り行いました。

師匠閑崎ひで女から引き継いだことを託せる方ができ、ひと安心致しております。
新名取は珠鶴(たまつる)、瑚女(こじょ)と申します。
これからも共に精進してまいりたいと存じますので、何卒宜しくお願い申し上げます。




東京都の「アートにエールを!」にて動画が採択されました。

新型コロナウィルスの感染防止のため、どこまで「独り」でできるかを挑戦しました。

和化粧、鬘、着付け、照明、全ての準備を独りで行いました。
地唄舞はもともと扮装をしない姿(素の衣裳)でお座敷で行うものでしたが、その素の衣裳というのが和化粧と日本髪でした。今の時代にそれをどこまで実感できるか、も目的の一つでした。その中で多くの気付きを得られたことは得難い収穫です。

独りでできる部分が増えると、物理的にも経済的にも、より身軽に世界中のどこでも披露することができるようになります。これらのことを、門下の方々のみならず、多くの方々と共有できるように、今後も実践を重ねてゆきたいと考えています。




「上方舞 つゆは尾花」
 (唄と三絃 小原直先生-録音)
https://cheerforart.jp/detail/4136


桐の葉会 にて 浴衣を縫う会を開催しました。

小さな和室にて「和」を楽しむ、ささやかなお遊びの会「桐の葉会」。
四回目は鶴女の講師で反物から浴衣を縫う会です。
スマホやパソコンでオンラインにて参加する方、会場で参加する方などそれぞれのペースで挑戦しました。
終了後、早速二枚目に取り掛かった方もいらっしゃったようです。
2020年5月~7月(全4回) 八雲稽古場1階にて




「第5回 桐崎座敷舞の会」を催しました。

ご一緒にお稽古をつんでいらっしゃる方々が、その成果を披露するための会ですが、
新型コロナウィルスの影響により、原則非公開の形で行わせて頂きました。
名残りの雪が降りしきる中、仲間に見守られて一人一人がそれぞれの舞を披露致しました。

2020年3月14日(土) 代々木能舞台(敷舞台)にて 写真:松本和幸氏


桐の葉会 にて 金継体験をしました。

小さな和室にて「和」を楽しむ、ささやかなお遊びの会「桐の葉会」。
今回は山田江美先生から金継を教わりました。
愛着ある器が、金で少しおめかしして復活したのは感動でした。
2019年11月2日 八雲稽古場1階にて



桐の葉会 にて 単衣の裄直しに挑戦しました。

小さな和室にて「和」を楽しむ、ささやかなお遊びの会「桐の葉会」。
二回目は鶴女の講師で単衣の裄直しに挑戦しました。
着物の仕組みがわかることで皆様それぞれ自信につながったようです。
2019年7月6日 八雲稽古場1階にて



純国産宝絹のHP「シリーズ:和装の人たち
インタビュー記事が掲載されました。

「宝絹」は純国産の絹糸の名称で、和装に欠かせない正絹製品の生産・販売に携わる蚕糸・絹業の団体である蚕糸・絹業提携グループ 全国連絡協議会によるものです。
戦前の和服はほぼ純国産絹糸によるものだったといいますが、今や純国産の絹糸は国内で流通する絹物のなんと0.6%に落ち込んでいるとのこと。日本の桑で成長した日本の蚕の絹糸は他にはない素晴しい特徴をもっており、以前は着物としての役割が終っても、産着や布団、座布団、袋物やハタキになるまで心地よくつかっていたと聞いています。
もっと注目されることを願っています。

リライズ・ニュース「美しい時代を創る人達
インタビュー記事が掲載されました。

リライズ・ニュースとは
AI時代に人間にチャンスを提供し、まだ見ぬ未来から今をリライズする新時代創造マガジン。

よろしければご高覧ください。

桐の葉会 にて 聞香を体験しました。

小さな和室にて「和」を楽しむ、ささやかなお遊びの会「桐の葉会」。
初回は香道の「聞香」を体験しました。
御家流桂雪会の関寿隆先生のご指導で、雅なひと時を過ごしました。
2019年5月11日 八雲稽古場1階にて




慶應義塾大学大学院SDMヒューマンラボ主催

2018年度第6回「道の学校にて登壇させて頂きました。

2019年3月12日、幸福学を研究なさっている前野隆司先生、東大病院の稲葉俊郎先生、(株)キューの針谷和昌氏にて開催されている
「道の学校」にて登壇させて頂きました。

東洋と西洋のスポーツ、武道、芸術、思想・宗教などを比較してきた「道の学校」にて、東西のダンス(踊り)ということでフランダンサーの平賀梨紗子さんと担当させて頂きました。
話すテーマはフリーでということだったのでこれが「最後の授業」だったら、と考えて話をさせて頂きました。まず日本舞踊と地唄舞の違い、地唄舞鑑賞のコツを簡単にご説明して地唄舞「浮舟」をご覧頂き、「師匠達の世代の芸の伝承についてどのように考えているかを自分の経験や思索を基にお話させて頂きました。その後、舞の姿勢や立ち座り・歩き方、体遣い、舞の稽古の仕方、考え方を簡単にご説明して「高砂」の冒頭をご出席の皆さんに体験して頂きました。
伝えたいことが響いて下さった方がいらしたようでほっとしています。有難うございました。

「第4回 桐崎座敷舞の会」を催しました。

ご一緒にお稽古をつんでいらっしゃる方々が、その成果を皆様に御覧頂きました。
初台にある昭和8年建築の趣ある能楽の敷舞台で一人一人がそれぞれの魅力を披露させて頂きました。
数十名のお客様にお越し頂き、とても温かく濃いひと時となりました。

2019年3月9日(土) 代々木能舞台(敷舞台)にて 

「第二回 桐崎鶴女 舞の会」を開催しました。

多くの皆様のお力添えによりましてリサイタルを催すことができました。

私一人の舞のためにお客様をお誘いするのは想像していた以上に大変なことで「こんな辛い思いをするならもう二度とやりたくない」と思うこともありました。
ですが必死に動いて心からお願いしていると、いろいろな方が手を差し伸べて下さったり温かく応援して下さるのです。お気持ちの温かさ、有難さが胸にぐっと沁みました。
普段なら「ご迷惑ではないか」と遠慮していた方にも勇気を出してお声をかけ、場違いと思われる場所にもお邪魔して宣伝させて頂き、そうしている中で「ご迷惑かも」というのは「嫌な人だと思われたくない」という気持ちでもあったということに気が付きました。
とても大変ではあるけれど、何年かに一度はこのように地に伏して自らを虚しくすることを経験するのは大切なことなのかもしれません。

当日はそのように温かいお気持ちでお集まり下さったお客様と、お客様をおもてなしすることで心を一つにしてくれたお手伝いのメンバーと共に、柔らかい緊張感の中で舞をつくりあげることができました。

いらして下さったお客様に心から感謝すると同時に、おいで頂けなかったお客様、そして今後いらして下さるかもしれないお客様の、お気持ちやご縁を大切にしてまいりたいと思います。


「扇づくし」
「珠取り」


唄と三絃 : 小原 直

進行 : 松永和則
美粧 : 新井 清
結髪 : 大澤金久
衣裳 : 小林衣裳
着付 : 車みぎわ
照明 : 村上正雄
総務 : 増田茂久
案内 : 俵 野枝
題字 : 大越三宗



日 時  : 2018年 5月26日(土) 紀尾井小ホールにて






「扇づくし」
おめでたい扇を数々うたいあげながら
福多かれと寿ぐ曲です。

youtubeに移動します。




「珠取り」
能「海士」がもとになっている曲です。
都の貴人と契った海女が、我が子の出世のために、
龍神に奪われた宝珠を取り返そうと海にはいります。
何とか宝珠を取り戻しますが、母であるとの名乗りも届かず、
力尽きて波の間に虚しく消えゆきます。

youtubeに移動します。

オフィスサカイ にて 舞を基礎とした和の動き」講座 を開催しました。


2018年3月5日、世田谷区桜丘区民センターにてにて、オフィスサカイに所属するモデル志望・俳優志望等の方を対象に講座を開催させて頂きました。

今回は単発のレッスンだったため、応用をきかせることができるように、蹴らない歩き方・体の中心からの体全体での遣い・膝の使い方を中心にお話と体験ワークをさせて頂きました。 二本歯の下駄で歩く体験が初体験だった方が多いことに驚きましたが、さすがに表現者を目指す若者達なだけあって体内感覚が優れていらっしゃいました。この若者達が何か一つでも好きな和の稽古事を見つけてくれたらお腹の入った素敵な身のこなしになりそうだ、と希望を感じました。
ご参加の皆様どうも有難うございました。

「第3回 桐崎座敷舞の会」を催しました。

ご一緒にお稽古をつんでいらっしゃる方のうち十名が、その成果を皆様に御覧頂きました。
初台にある昭和8年建築の趣ある能楽の敷舞台で一人一人がそれぞれの魅力を披露させて頂きました。
数十名のお客様にお越し頂き、とても温かく濃いひと時となりました。

2018年3月10日(土) 代々木能舞台(敷舞台)にて 

リトアニア共和国にて地唄舞公演・特別講義 を開催しました


ヴィリニュス
2017年10月30日(月) 17時~19時 ミーコラス・ロメリス大学 
アジアセンター ロトンダホール
日本古来の体使い、文化、精神についての特別講義
【地唄舞と解説】
「残月」「松づくし」



【特別講義】
・着物について および 浴衣の着付け(男性、女性)

撮影:坂水昶之様

身体使いについて (姿勢、膝を緩める意味、骨盤を立てる意味、肩甲骨を下げる意味、
体の中心から動く意味、外側の筋肉を使わない意味を実感)

撮影:坂水昶之様


・「さくらさくら」を舞う

撮影:Karolina Zakarauskaitė様      撮影:坂水昶之様


*「松づくし」の様子をYouTubeにてご覧頂けます。



ヴィリニュス
2017年10月31日(火) 11時~12時 リトアニア国立文化センター
【地唄舞と解説】
「黒髪」

                    撮影:坂水昶之様



カウナス
2017年11月3日(金) 18時~20時 カウナス国立ドラマ劇場
日本・リトアニア 伝統と現代の舞踊 慈善コンサート 
【尺八】            入江要介
【コンテンポラリー・ダンス】  Aura dance Company
【地唄舞】           桐崎鶴女
「残月」「松づくし」

photo by Linas Vasiliauskas

【トークショー】        Bella Shirin, 坂水昶之、Aura dance Company,
                桐崎鶴女、岸田麻里亜(通訳)


【コンテンポラリー・ダンス】  Aura dance Company
【地唄舞】           桐崎鶴女
「黒髪」

photo by Linas Vasiliauskas      photo by Linas Vasiliauskas

*「残月」の様子をYouTubeにてご覧いただけます。




カウナス市長よりの感謝状  慈善団体"Rugutė"よりの感謝状





All Performances and Special Lectures in Lithuania are
Supported by Arts Council Tokyo
    (Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture)
ARTS COUNCIL TOKYOのサイトへ







リトアニアでお会いした方々は控えめであたたかい方が多く、なんとなく懐かしい感じが致しました。














ミーコラス・ロメリス大学の特別講義では、まず、地唄舞の説明を軽く行い、どうして殆ど動かないのかについて絵画を用いて説明しました。そして「残月」を舞った後は舞は神に捧げるものだったことを説明して「松づくし」を舞いました。
その後、一人の男性と二人の女性に浴衣を着て頂きました。感想を伺うと「苦しそうだと思っていたけれど、(着てみると)着心地がいいし、フィットしている」と仰って頂けました。とても嬉しかったです。
体使いの体験では体感中に「なぜこんな事をするのか?」と理屈を聞かれることがありました。日本人は体感→理由の方が納得を深めて下さるのですが、西欧の方は理由→体感の方がよいようです。
また、私の中で「教えてあげる」というような気持ちが少なからずあったのではないか、と反省しております。「日本文化の真髄は『呼吸』であり、言い負かして合意を形成するのではなく『相手に寄り沿う』ことから始めるのだ」などと言いながら、自分自身が全くそうなっていなかったことに気付きました。情けない限りです。
今後は、それらを身を以て示すことができるよう、内容を再構成して自分の姿勢自体を変えなければいけないと考えております。










リトアニア全土の文化芸術に関する研究統括センターで、職員は音楽・舞踊・演劇・映画・写真・織物・染色等のプロフェッショナルとのこと。その職員を対象にパフォーマンスを行いました。さすが文化芸術の専門家ばかりが観客のため、非常に興味をもって観て下さっている事が実感できました。
舞った後の質問でも「膝を曲げるのは何のためか」「袖に手を入れるのは何を表現しているのか」など細かい質問を頂きました。
観客との一体感、距離感が素晴しく、とても舞い易かったです。





目的は、カウナスで随一の人気を誇るAura Dance Companyの最も先進的なダンスと、日本の江戸時代に発祥した古い地唄舞との、比較により、双方を一層理解して頂く、ということでした。
その為、コンテンポラリーダンスと地唄舞を繋ぐクッションとして、尺八演奏を挟み、現代音楽との合奏から古典「鶴の巣篭り」と徐々に日本の古典の雰囲気にもっていき、地唄舞、という流れは自然に静けさにもっていけたのではないかと思います。
トークショーは、坂水昶之氏をストーリーテラーとして西洋のダンスと地唄舞との比較を「動と静」として説明し、日本の表現の特徴―表現しないことで表現以上のコミュニケ―ションをとろうとする事などを説明しました。通訳の岸田麻里亜さんが窮する程、外国語にするのが難しいレベルの内容に触れましたが、日本人の友人との会話や茶道の例をあげるなど、かなり分り易かったと思います。
トークショーで理解を深めた後、再度コンテンポラリーダンスと地唄舞を鑑賞して頂きました。やはりトークショーの後の客席の雰囲気は素晴らしく、非常に良い緊張感をもって舞うことができました。

翌日(11月4日)はSong Dayで(私達はDance Day)、リトアニアと日本の合唱団の共同コンサートでしたが、そのロビーで「昨日、あなたの地唄舞を見ました。素晴しかったです。」と何人かの方に話しかけられました。日本に一段と興味をもって頂けたようで、誇らしく嬉しかったです。

今回はリトアニア小児がんの子供達のための慈善イベントだったため、カウナス市長と慈善団体「Rugutè」より感謝状を頂戴致しました。有難いことではありますが、私は単に舞わせて頂いただけで、実際にこのイベントを企画し調整し運営なさった坂水昶之様ほか日本やリトアニアの皆様のご尽力の賜物なので、すっかり恐縮しています。





番外
また、今回はホテルから一歩出る時には全て和服で通してみました。勿論、飛行機の中から和服です。洋服で育った私にとっては大きな実験であり挑戦でした。
日本における着物に対する反応とは明らかに違うので、それも興味深く楽しかったです。

出発時に成田空港にて






三越カルチャーサロン 日本橋 街大学 
いつまでも楽で美しく! 「日本古来の体の使い方」講座 を開催しました。


2017年7月30日、三越カルチャーサロン (日本橋三越新館9階)にて講座を開催させて頂きました。

老若男女、20名弱ほどの方々にご参加頂きました。 今回は純粋に体の扱いを中心にお話と体験ワークをさせて頂きました。 前半は椅子に座ってもしくは椅子から立ってその場でできる体験を、後半は椅子を片付けてスペースをつくっての体験をして頂きましたが、ご参加の皆様の真剣なご様子についトークが熱くなり、あっという間の一時間半でした。

ご参加の皆様どうも有難うございました。

コレド室町3での鑑賞・体験教室」(全8回)終了致しました

2014年7月より橋楽亭にて続けて参りました「座敷舞・地唄三絃 鑑賞・体験教室」全8回を終了致しました。最終回の様子をご報告させていただきます。

【鑑賞教室では】
まずは地唄「茶音頭」をご鑑賞頂き、曲の特徴について解説しました。その後、上方唄「文月」につきまして詞章の意味や内容などについてご理解頂いてからご鑑賞頂きました。(約30分)

【地唄三絃の体験教室では】
今回は、リピータの方と初めての方のグループに分れて、三絃(三味線)で「さくらさくら」の冒頭部分をお一人お一人に実際に弾いて頂きました。ほんの一節づつではありましたが、三味線を構える感覚などを体験していただきました。(約45分)


【舞の体験教室では】
総集編の今回は今までのテーマであった姿勢、立ち座り・歩き方・呼吸などの基礎、視線、方向転換について簡単に実感して頂き、骨盤をたてる意味、肩甲骨を下げるメリットに加え、体の中心から動く、力を抜いて神経を入れる感覚や意義について実感していただきました。ほんの少し意識を変えることで無理そうに思えることが出来ることに、驚きの声や感動の声が湧きあがりました。 最後に、肩甲骨で腕を動かすコツを覚えてから「御所のお庭」の冒頭部分を、それらの動きを生かして舞って頂きました。

今迄は「腰が楽になった」「膝がカクカク言わなくなった」などのご感想や、「姿勢の大切さがわかった」などのお言葉を頂いたのですが、今回は肩甲骨や背中全体をかなり動かしたせいか「凄く体を動かした気分」とのお話も頂きました。また連続してご参加いただいている方からは「やっと腑に落ちてきた気がする」と仰って頂けて私としても手応えを感じました。

舞の動きは超絶技巧ではなく、意識さえすれば誰にでも出来る動きが基本となっています。ですが、意識をせずにできるようにするのが稽古です。体の中を意識することで体内のセンサーを増やして、様々な体を用いることのコツ(骨の扱い)を掴む手がかりを感じて頂くことを念頭において行っていますが、一度で体の状態やクセは変わるものではないので、普段の生活でも気をつけ続けて頂けたらと思います。(約45分)














前回の要項
2017年 6月 16日(金)
18:30~20:30 

会 場:橋楽亭 (コレド室町3 3階) 
     銀座線・半蔵門線 三越前駅直結


三越カルチャーサロン 冬の一日講座にて「赤坂 金龍」様にて舞わせて頂きました。

三越カルチャーサロン 冬の一日講座の企画にて東京・赤坂に残る料亭「金龍」様の舞台で『影法師』を舞わせて頂きました。

赤坂ではこの三月で料亭がまた一軒廃業なさり、残すところあと四軒とのことです。支配人のお話ですと、こちらのエリアでは木造建築の新築は許されないとのことで、消防法の関係で修繕も条件が厳しくてままならない状況とのことです。料亭などの大型の木造建築は消えゆく運命にあるのかもしれません。
ご参加の皆様どうも有難うございました。


「第2回 桐崎座敷舞の会」を催しました。

「鶴女の地唄舞稽古会」および「日本橋地唄舞の会」にてお稽古をつんでいらっしゃる方のうち五名が、その成果を皆様に御覧頂きました。
市丸さんのお宅だった一軒家の、隅田川をのぞむお部屋で、一人一人がそれぞれの魅力を披露させて頂きました。沢山のお客様にお越し頂き窮屈な中で御覧頂きましたのに、お客様がとても温かく見守って下さって、最高のひと時となりました。

2017年2月11日(土)柳橋 ルーサイト・ギャラリーにて 

「小さな舞の会」(全3回)を無事終了致しました。

東京・世田谷区尾山台のGallery space Sにて開催してまいりました「小さな舞の会」(全3回)を無事終了致しました。

第1回は「日本舞踊と舞の違いについて」「舞の種類について」を『こすの戸』『高砂』『六歌仙』をご覧頂きながら解説させて頂きました。(2016.9.24)
第2回は「地唄舞と上方舞の違いについて」を『名護屋帯』と『秋の夜』をご覧頂きながら解説し、後半は舞の体の扱い方を体験して頂きました。(2016.12.10)
第3回は『水鏡』をご覧頂いて解説を挟み、舞の体の扱い方を体験して頂いてから『さくらさくら』を最後まで舞って頂きました。(2017.2.18)

全3回を通して男性の参加者が1/4~1/3程度を占めておられたため、とても活気がありました。
舞の体の扱い方には日本古来の物事の捉え方が生かされています。そこを実感頂くと驚きの声や歓声が飛び交い、舞って頂く部分の体験では「キツイ」「難しい」との声がちらほら聞えながらも皆さん真剣に集中なさって、最後には一曲舞い切ることができました。

ご参加の皆様どうも有難うございました。



「第1回 桐崎座敷舞の会」を催しました。

「鶴女の地唄舞稽古会」および「日本橋地唄舞の会」にてお稽古をつんでいらっしゃる
方のうち三名が、その成果を皆様に御覧頂きました。
水の上のお座敷でしたので、水や山木に因む曲目が、とてもいい雰囲気になりました。

2016年2月6日(土)清澄庭園 涼亭にて 












「世界のダンスⅡ」が出版されました


本書の中で「東京の地唄舞」として以下の項目を執筆しております。

1.神崎恵舞   ~流派の垣根なく~
2.神崎ひで   ~東京の優艶~
3.閑崎ひで女   ~芸術性を追い求め、伝統を探求する~  
4.現在の神崎流
5.舞の技法習得と日本の身体感覚


ご一読いただけましたら嬉しく存じます。


2015年11月25日 初版発行
株式会社 不昧堂出版
定価 2300円+税

紀伊国屋書店ウェブサイト






Copyright 2013 Kirizaki Tsurujo. All Rights Reserved.